2010年1月16日土曜日

鬼が幸いをもたらす

という、五條市は念仏寺陀々堂の「鬼走り」に出掛けてきました。
500年も続くというこの行事が大好きで
seineはもう何年撮影に行ってるかなぁ。
二月堂のお水取りの様な松明を掲げて鬼が堂内を周るのです。
本番は21時~と遅いので仕事が終わってからでも
間に合うのが嬉しいです^^
今年は到着したのが19:30を過ぎており
これまた大好きな護摩供が始まっていてまたも破魔矢を
戴けませんでした・・・><;
柴がよく燃えて
炎が天高くあがっておりました。
なんというのかなぁ、
わたしは浄化される気がしますね。
魅入られます。
火の粉を感じたままに撮りたいと思うのですけど
やっぱり直接目にしたものが
一番美しいですね。
「鬼走り」いつも並んで場所取りを頑張っていましたが
今年は後列から脚立で撮ってみよう^^と思い
三脚に脚立を担いでやって来ました。
そうだ!俯瞰気味で護摩供は如何なものだろう^^
と脚を伸ばして辺りをうろうろしていると
オニイサンに声を掛けられました。
「そこから撮るんですか?」。
「自分は〇〇新聞の者です。早くから並んで場所取りをしているのに
こんな時間に来てそんなとこに立たれると・・・」なんとかかんとか。
わたしも昨日今日にカメラを始めた訳ではありません。
新聞社なら撮影のメインは鬼走りの筈。
わたしは折角の護摩供の山伏さんたちを撮れず
残念でした。

新聞社のオニイサンやオジサンたちは固まってたむろしており
わたしの前方に陣取っていたお兄さんも
彼らに何度か後ろに下がってくれと言われ、
最終、横並びの位置まで至った時
お兄さんは なんぼほど広角なんですか! って
嫌味とも感嘆ともとれる言葉をおっしゃっていました。
夜なので篝火はありますけど
広角の俯瞰気味だと個々の顔の判別は多分難しいし
観客を背中側から見ている訳ですから
肖像権に関してはほぼ問題なしですよね。
彼らの実際の記事の写真を見る限りは望遠ですので
あんな高い位置から超広角で何をお撮りになっていたのでしょ^^

21時。
ついに「鬼走り」が始まる時間。

seineは脚立に立って手持ち撮影で臨みました。
画角はとてもいい感じです。
鬼が三匹並んでも大丈夫^^
下方に観客の頭、鬼、鬼の頭上に少し堂の軒を入れて。
炎がぱあっと大きくなって観客がどよめきます。
鬼が決めポーズをしてくれますが
なんせ3周で終わりです。
やっぱり焦ります。
感度を変える間も惜しく息を止めて撮っていますので
鬼が移動すると、大きく息をついていました ーー;

あっという間に終~了。

来年からは脚立であの辺りから撮影に決まりです。
4人が其々の位置から撮影してましたので
4方向からの仕上がりとなります。
デカイ三脚が欲しいです、わたしの手持ち撮影は感度をあげても
なかなか大伸ばしには耐えられません・・・。

鬼が幸いを運んでくれるという「鬼走り」。
今年も善い一年になります♫

皆様にも幸多かれ~ ^^!