2009年9月28日月曜日

関西弁

儲かりまっか?  ぼちぼちでんなぁ!
これはよく云われるフレーズですね。

今日ね、
いちじくから柘榴や枇杷の話をしていて
いきなり
けたおしまっか を御存じかと問われ
頭の上を ハテナマークが飛び交った次第。
けたおしまっか。
これ、なんだか判ります??
きぃまっか も同じ類になるんですけどね ^ ^
<まっか>とは
マクワウリ・真桑瓜  デス。
もう何十年ぶりかで先日残り福のきぃまっかを
頂戴しました。
メロンも好きですけど
まっかは庶民の味
大変美味しゅうございました。

からすうりという植物があります。
闇に白く浮かぶ 花弁はなんとも妖しいもので
わたしの師匠などは
夜な夜な 撮影に精を出しておりました。
もう花の時期は終わったのでしょうか?
夏の終わりに咲いていたような。
レースというより わたしは蜘蛛の糸を連想してしまうのですが。
繊細とか 絡みつくとか
命とか。
からすうり、最近はインテリア用としての需要もあるようです。

秋になるとアケビ、
これもわたしの好物です。
昔ほど山のあちこちで見掛けるコトはなくなりましたが
それでも蔓が下がって紫の塊があると
採って 取って~  ^ ^!
とお願いをしてしまいます。
鳥に食べられるのが早いか、人間に見つかるのが早いか。
わたしがアケビにありつく機会はめっきり減っていますので
その分、美味しい思いをしている動物が
きっと居ることでしょう。

そういえば!
先日の兵庫の滝撮影の折。
入口に新しく「クマ出没します」看板の設置を見、
クマ避けの鈴をじゃらんじゃらんと
鳴らしながら歩いて行ったら
横水の辺りに大量のトチの実の空殻散乱を発見。
わたしたちの前後に人は無く
時間もかなり早いため
益々歩き方は早くなっていきました。
クマ、怖いですよぉ。
観光地のPで熊に襲われた事件は
乗鞍でしたけど
奈良でも 山の奥地に行けば
月の輪クマが生息しているそうです。
滝からの帰り路で 地元の方と行き交いました。
トチの実拾いにいらっしゃたとの由。
先程の散乱の主を訊ねてみると
「あれらはみんな人間の仕業」だと教えて下さいました。
ほんとう大量の殻でした。


持ち帰って今回のお土産にしたい人が居たのですけど
路に落っこちているトチの実は
殻が弾けていて中身がありません。
あの人たちは路から逸れて山に入っていかれるのでしょうね。
トチの大木があるのだとおっしゃっていました。

人と動物、人と植物、人と人、植物と動物、動物同士、植物同士
其々の共存。

そして
地球と生物の関係。
これは、一方的な依存か・・・。

中秋の満月まで あと数日。
今夜も綺麗な星空でした♫
夜毎 お月さまはふくよかにおなりです。

明日も皆様が幸せを感じていられますように。


2009年9月23日水曜日

滝三昧のシルバーウィーク

数年振りにシワガラの滝を訪ねました。
今では駐車場が整い道中には案内板が立ち
道の両脇の草は刈り取られていました。
往き約30分で到着のここは
洞窟からの眺めがとても美しく
岩肌を這う蘇苔類の緑がひときわ目を惹きます。
洞窟の壁、岩盤一杯いっぱいまで下がり
へばり付いてファインダーを覗きますが
足場が不安定な為に思う構図が取れません。
それでも
まるで何かが降り立った様な神々しい
光射す写真が撮れましたが
ひっきりなしに観瀑人が訪れ
以前の秘境っぽさが少し薄れた気がしました。


次に訪れたのは 猿壷の滝。
大好きな軽井沢の白糸の滝を想い出しました。
岐阜県郡上市 阿弥陀ヶ滝の裏見も素晴らしい眺めでしたが
ここの裏見、水簾越しの樹々の緑も美しく
苔の生育盛んな頃ならば
いかに緑豊かな眺めであろうかと思いました。
再撮は6~7月を予定です。


雨滝渓谷。
雨滝は滝100選のひとつなんですが
ここでの撮影目的地は20分ばかり奥地の 筥滝。
柱状節理の岩肌を伝う流れの美しさが好きで
しばし見惚れていました。


シワガラの滝で天井からの滴りでデジカメを濡らしてしまい
猿壷の裏見撮影で更にぼとぼとになり
とうとう
作動しなくなってしまったデジカメ。
以降は銀塩の中判カメラだけを背負い三脚を担ぎ
トラロープを握りしめての滝行きは
ふくらはぎに筋肉痛をもたらし
腕から肩にかけて使い痛みをおこし
温泉ではほぐれませんでした ><;

来月、写真好きのみんなで写真展を予定しています。                              テーマは「水」。              

海・河・川・滝・渓谷・湖沼・地塘・・・。

雑多に撮影していますが

自分のだとなかなか踏ん切りがつきません。

作品其々に思い入れが強いからなのでしょうね。

作品選びも写真上達への一歩といいますが

なかなかどうして つまずいてばかりです。

2009年9月5日土曜日

土曜講座

毎日お邪魔しています発掘現場の御縁で土曜講座を拝聴してきました。
今年最後の講座のあとに橿原考古学研究所附属博物館の館内を探索してみました。
情報コーナーにはミニ図書館があったり
発掘された遺物(の複製)に触ることが出来るコーナーが無造作に設けられていたり
中庭には埴輪模型が並んでいたり
と、なんか、こう
おおらかな雰囲気をわたしはとても好ましく思います。

むかぁし。
わたしが小学生の頃にどなたかからのお土産で頂いた菓子折りの包紙が
強く記憶に残っているのです。
包紙には木目の美しい勾玉が1つだけありました。
以来、
いつか樹の勾玉を手にしたいものだと思ってきました。
観光地等で見掛ける勾玉関連商品は
どれも 「なんだかなぁ・・・」 という感覚のものばかりでしたし
年を重ねるにつれ
貴石にまみえる機会も増えましたが
是っ ^^! という
気に入った石はございませんでした。

ところが・・・。
この博物館のミュージアムで鈍色の鉱石を見つけ
その波動に惹かれ欲しくなってしまいました。
金属光沢を放つヘマタイトの勾玉に七宝焼きの飾りが付いています。
ヘマタイトはブラックダイヤモンドと呼ばれた時代もあったとか。

滑石という材料がここのミュージアムショップにありまして
買っちゃいましたっ。
えへへ ^ ^/
自分の手で勾玉を削りだしてゆくという地道な作業を
続けています。
まだ四隅の角が丸まった程度。
最後は目の細かいサンドペーパーで磨き上げて出来上がり
だそうです♪

実際の遺物だと勾玉は最初 小石を削ったものでした。
それが時代を重ね
ヒスイや瑪瑙の勾玉が現れました。
それらは硬くて今でも加工は大変なのだそうです。
勾玉は太陽と月を象徴しているとも
胎児を象徴しているのだとも
謂われています。
古代から強力な護符として用いられ
生命力を高め、潜在能力引き出すといわれています。
その勾玉の素材として
ヘマタイト(生命力を活発にし自信と勇気をもたらす石)を
加工してある訳ですから
seineが手にした勾玉は実に心強い取り合わせだったと
いえるのでしょうね ^ ^
巡り合わせに ありがとう *^ ^* です。

美しい輝きを放つヘマタイトの勾玉を眺めながら
5×3.5㎝の滑石に下書きをしました。
向かい合わせに2つの勾玉を削りだそうと
思っています。
想像以上に時間が必要な作業です。
年内には仕上がる予定です。
1300年も以前、
人々は何年もかけてひとつの勾玉を造っていたと
考えられています。

わたしも
悠久の時を想いながら ゆっくりとした
刻を過ごそう。
石に向かう間は優しく 居よう。

明日も皆さんが幸せでありますように。
では、また。



2009年9月3日木曜日

「それがわたしの仕事ですから。」

もう何か月もその方のお世話になっています。
邪魔をしてはいけないとお話の機会もないままに
過ぎていましたが
毎日お世話になっているからその方に「お礼を申し上げて^^」と
現場のボスより言伝をあづかりましたので
交通誘導の警備員さんに差し入れに伺いました。
炎天下も雨の日もパラソル無しで
立ちっぱなし。
お向かいの発掘現場の監督からお礼の差し入れです、
「「毎日毎日交通誘導を有難うございます」」、と
言伝をお伝えしました。
その返事が「それがわたしの仕事ですから^^」
そして「お礼には及びません」、「かえって恐縮です」と。
わたしが現場の敷地内に入る時も出る時も
その警備員さんは旗を振って誘導下さいます。

時折、本当にいい加減な案内をする交通誘導の警備員が
居ますよね。
旗だったり棒だったりの振り方が判りにくくて
果たして進んでよいものやら、どうなのやらと
迷うような
なにやら怪しげな訳判んない腕の動きに惑わされて
後ろから ブーーーっなんて鳴らされて。
ふんっだ <`ヘ´> 。

この警備員さんの誘導はね、
とてもわかり易いのです。
手にされているのは赤と白の旗。
白い旗でわたしは道路の向こうへと誘導されます。
しかし
これといった車両誘導等の案内の決まりはないのだそうですね。
警察官とは違うから誘導に権限もないと。
Wikipedia には
事故を未然に防止するために交通誘導員が誘導を行っているのであるから
誘導には従うのが望ましい、
とありました。
へぇ~、そんなんだ・・・。

やるべきことを淡々と。
自分の仕事内容の自覚。
ひっきりなしに車の往来があるので独りだと
障りもあるでしょうに。

「わたしも気を付けて戻ります、
気を付けてお仕事なさってくださいね。
また明日も宜しくお願いします m( )m 」
とセンターへの道を戻りました。

デイズニーランド 最後のパレード という書籍がありました。
読破された方も多いと思います。
seineは本社からセンターに届いたものをみんなで
回し読みしました。
あれ、盗作だって話なのですね。
元ネタを全く知りませんでしたので
どれも感心したり感動したり。
自営なので日々接客の我々としては 感想文を
提出しました。
最後のパレード、
改めてまた読みたいなぁ、と思っていた今頃になって 
盗作の記事を目にしました。
人が人に感動する、
人の行為に感動する・・・。
それは場所がデイズニーランドであろうと
なかろうと
どのキャラクターであろうと
関係ないですよね。
一括りにしてしまったからイケないです!
無断はイケないです!
という話ですね。

悪口は吃驚するほど早く人に伝わりますね。
嬉しいことはもっと言葉にして
沢山の人に伝えた方が幸せのお福分けが出来て
世の中に笑顔が増えると思うのだけれど。

お客様に誘われてお食事に行きました。
自宅より徒歩10分余りの活魚と日本料理のお店です。
30代~50代までの4人で
おしゃべりしながら美味しい食事を御馳走になりました。
大好物のイカのお刺身が食せなかったのが
残念です。
100g1800円って、庶民には無理ですよぉ。
いけすのイカの皆さん出払っていたらしく
泳ぎイカのお刺身は叶いませんでした。
楽しみは先送りでいイカっ ^ ^ 
わたしも彼女も おへそでお茶が沸かせるほどに笑いました。
あ!
因みに正しくは <臍が茶を沸かす> なんだそうです。
たまには大騒ぎも必要ですね!
彼女の笑顔は可愛いです。
一緒にならぶと年齢差を感じずにはいられませんが ^^;
いずれ彼女も通る40歳。
これで よしっと。

満月まであと2日、今夜も幸せな夜。