2009年6月3日水曜日

そうです、血です。
あの、どす黒い
鉄の匂いのする、あの血の話です。

seineは流れた血を見て卒倒したことがありません。
20年以上も以前、
妹が掃除中のガラス窓のガラスに足を引っ掛けてしまい
膝の下の肉がぱっくり裂けてしまった事件がありました。
動顛した母に代って、消毒をし足を縛り
タクシーを呼び、失神寸前の血まみれの妹を抱きかかえて
病院に連れ込んだ時の話は
家族の中で伝説化しています。
わたしもかなり焦っていたのでしょうね。
誰が一緒っだったかやお財布をどうしたのかなどは
全く覚えていません。
妹は自分に何が起こったのかと、自分の痛む足を視て気が遠くなったのだと
言います。
肉の奥に骨が見えたのだそうです。
未だに傷跡の残る膝を見ては
わたしに感謝だとそんなことを申します。
女性はほぼ毎月身体の変調を経験しますから
多少の血をみるくらいは多分そんなに驚かないのではないでしょうか。

seineは注射が嫌いなのです。
痛いのがダメですねぇ。
いつも血管が中にすっこんでしまい
腕を撫でても擦っても叩いても、なかなか出てきやしません。
怖いと、血管が細くなるのだそうです。
看護師さん泣かせの腕と云われますけど
実際、泣くのはいつもわたしです。

「献血をしてきたよ^^」とその人は笑っていました。
わたしには考えられません。
400CC だったそうです。
針を挿したまま何分も手を握ったり開いたり、していたそうです。
想像するだけで身体の血が逆流しそうです。
点滴もかなりの苦痛ですが
血を抜くなんて言われた時にゃあ
冷汗が流れます。
検査で採血した後、気分が悪くて倒れこんだことがあります。
注射の恐怖と血を抜く時のあの喪失感というほどの気持ち悪さとが
相まって、倒れこみました。
幸い、大出血を伴う大怪我をした経験がないからかも知れませんが
注射器を通すと
自分の少しの血でもseineは卒倒しかねません。
だから採血や点滴等は
口にタオルをくわえ、出した腕と反対方向に顔を捻じ曲げ
我慢をします。
看護師さんは笑うけど、わたしの心には大変な負担なのです。
「はぁい、少~し痛いですよっ」
そんなことは百も承知だから、云わないでと毎回いっているのに
消毒しながら看護師さんは決まって
わたしをまた怯えさすのです。
血管だすのに暇かかるのに~。
痛いって叫ぶのは反射。
腕を引くのも反射。
なのに、折角入った針を「ごめんなさいっ」って
抜くのは止めて! 何度も刺されたら堪らない。
お願いだから。

平気な顔で献血された方の顔をしげしげと眺めて
入院中の色んなコトを思い出してしまいました。
あっちもこっちも血管が出ないからと看護婦長が最後に選んだのは、
手の甲でした。
これは痛かったですね・・・。

いつも健康で居たいものです。
皆様はお身体で心配な箇所ってありますか?