2009年12月5日土曜日

こども目線

職場には毎日小さい子がだれかしら居ます。
最近随分と見分けがつくようになりました。

在る日の昼下がり。
ひとりの男の子がわたしの足下にまとわりついて
わたしを見上げて、訊ねました。

「誰のママ~??」

なんかね、ショックを受けたんです。
子供にしてみたら
だれそれちゃんのママ、というのが
固有のもの(見分け方)である訳で
子供を持たないわたしは呼びようがなかったのでしょうね。

「まだ誰のママでもないよぉ」、と応えたものの
妙に心に残った問いかけの一言でした。
その子は得心したようでもなく
しかし興味はもう次へと移ったようで
また違う「○○ちゃんのママ」の許で
遊んでいました。

掻爬の手術を受けた人が居ます。
体内で子供さんが死亡していたそうで
もしこのまま自然に流れないなら 掻爬の処置 だと。
流産の経験者はわたしの周りにも
沢山居ます。
わたしより若年で数人の水子が居、
流産を繰り返し何年もかかって出産をされた人がいます。

体内ではまだ人の形になっておらず
身長1㎝ほどのこの時期のおなかの赤ちゃんは胎児と呼ばずに、
胎芽(たいが)と呼ぶのだそうですね。
魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、そしてヒトへと生物進化の過程を一気にたどり、
やがて人間の赤ちゃんの姿へ。

受精卵が細胞分裂を繰り返し繰り返し
太古の姿を経て人になってくというプロセスには
今も驚きがあります。
世の中に摩訶不思議って沢山ありますけど
不思議というか
神秘とか神聖とか聖域とか、そういう様な一角ですね。

わたしは・・・
多分、血を分けた子供を持つ事はないように思います。
欲しいと感じた瞬間はあります。
掻爬の手術を受けた人は
受精の確信をした時に この子は生きられないな とも感じたと
ききました。
自然淘汰で亡くなってゆく命は沢山あるのでしょうね。
わたしの中でも
あったのかも知れません。
人が人と出逢って恋に落ちるより受精の確率のほうが低いのですよね!
一億分の一なんだそうです。

なんか凄くないですか!?

なのに案外みなさん
ぽこぽこと御産みでいらっしゃる @@
スゴイなぁ!

頭といいますか、耳の後ろの下の方が痛いのです。
どく どくというか ずきん ずきんというか。
厭な感じの痛さ。
明後日は大事な 投影会 だというのに。

皆様の明日が健康に恵まれたものでありますように。